2006年から謹慎中のお笑いコンビ「極楽とんぼ」の山本圭一が、旧芸名の山本圭壱として今月19日にお笑いライブを開催することが話題になっている。
山本の復活は実に約7年半ぶりだ。
山本は06年7月に北海道・函館市内で17歳の少女に酒を飲ませて暴行したとして書類送検され、後に和解して不起訴処分となったものの、淫行騒動を起こしたことで当時所属していた吉本興業を解雇されて、芸能活動を休止した。
週刊誌やTVなどでも、山本の休止中の様子は伝えられ、宮崎県内で肉巻きオニギリの専門店の社員をしたり、サーフィンのインストラクター、寺院で住み込みの修行をしたりしていることなどが報じられていたが、芸能活動休止中の様子とともに、復帰はあるのかといった話題も常にあった。
そんな山本が、突然お笑いライブ開催をぶち上げ、下北沢の駅前でビラ配りをし、今月19日に東京・下北沢の劇場でライブを開催することが明らかになったのが今月の4日。
このライブのチケットはインターネット上で4日から12日まで募集され、この日までに当選者に向けてメールで通知されたというが、関係者によれば、申し込んだ人数は合計で約3万人で、当日の席数は劇場側の要望で100席に設定。
ネット上では160倍とも300倍とも言われているものすごい倍率で、仲間の芸人で申し込んだものの、落選した人もいるようだ。
そして気になるチケットの料金だが、当日「終演後、山本圭壱がざるを持ってロビーに立ちますので、 お客様のご厚意を投げ銭として反映させて頂けますと望外です」としている。
そんな山本の復帰に対しては、相方の加藤浩次や後輩芸人の「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳をはじめ、芸人仲間は概ね歓迎ムードのようだが、その一方で山本の置かれている状況はけっして明るいわけではないという見方もあるようだ。
大きなハードルになりそうなのは、この復帰が古巣の吉本興業からということではない点。
吉本からの復帰であればある程度活躍も期待できるというが、フリーの芸人としてということになると、吉本の顔色を伺って扱いは慎重になるのではと言われている。
そもそも、山本を解雇した吉本が許しているなら、当然吉本からの復帰となる所だろうが、そうでない辺り前途は安泰とはいえないという。
そして、なんといっても山本が復帰した場合の「世論」の反応も気になるところだ。バラエティー番組を手がける放送作家は
(THE PAGEより)
世論のミソギも気になるが、業界内においても、騒動の際には各テレビ局が被った迷惑、山本と関わりのあった人たちに多大な迷惑をかけており、復帰となればそれなりの筋を通す必要があると言われている。
ライブが成功しても山本が乗り越えなくてはならないハードルは高そうだ。
こうした様々なことを乗り越えて復帰を目指していると思われる山本は、なんとしても復帰しなければいけないはずなのだが、彼には都内で宝石商を営むタニマチがついているといわれ、この人物が、山本氏に東京でのゴージャスな生活をあらかじめ用意しているという話もある。
週刊誌の記事によれば、現在、山本氏が住んでいるのは、東京・港区にある志村けんも以前住んでいたという家賃40万~50万円の高級マンションだという。
しかもベンツの四輪駆動車もあてがわれているようで、無職で復活を目指す芸人といったイメージとは大分異なるようだ。
最近の山本氏の生活を、音楽関係者はこう話す。
(週刊FLASHより)
記事の中ではこうした山本の動きについて、元所属事務所だった吉本興業にコメントを求めたものの、コメントする立場にないとしている。
19日のお笑いライブ後は、宮崎のテレビ局で番組出演の話もあるという山本。
このライブが今後を占うことになりそうだ。