マッチといえば、今年12月にソロ歌手デビュー35周年を迎え、そのメモリアルイヤーに、事務所のマッチの全面押しが目立っている。
昨年末に放送されたフジテレビ系の「FNS歌謡祭」では、近藤の歌手活動35周年を記念し、ジャニーズ所属タレント総出演でマッチメドレーを歌うといった、まさにマッチ一色の演出を見せた。
この時もファンクラブ会員に来たメールの事前の番組観覧募集には、近藤の名前は他のタレントと同様に羅列されており、こういった特別な演出があるといったことは記載されておらず、蓋を開けてみれば、ほとんどマッチのための歌謡祭といった内容に、各グループのファンからすると、盛り上げ要員として騙されて動員された形で、強い不満の声が上がっていたという。
そして、恒例の「Johnnys’ Countdown 2014-2015」。
ジャニーズのカウントダウンコンサート(カウコン)といえば、フジテレビで中継されることがお決まりだったが、昨年末のカウコンでは中継が入らない非常事態となった。
毎年高倍率となるチケットなためにファンの期待も高まっていたが、コンサート終了後には、近藤真彦のカウントダウンリサイタルwithジャニーズ後輩だった、マッチの35周年コンサートに来てしまったかと思った、24時~25時までずっとマッチのメドレーだったといった不満の声が相次いだ。
これだけのジャニーズファンの声を受けながらも、マッチ押しが続くのだろうか。
その答えともなりそうな話が先日もお伝えした「週刊文春」の5時間にも及ぶジャニーズの女帝、メリー喜多川氏への独占インタビューの中にもあるようだ。
このインタビューでの注目は、ジャニーズの次期後継者問題ではあったが、それとともに近藤真彦に対するメリー氏の思いも伺い知ることが出来る内容だった。
インタビューの中でメリー氏は、とにかく、質問とは関係なく、やたらマッチのことを話しかばい、ほめまくっている。
簡単に言ってしまえば、マッチはメリー氏に可愛がられており、その内容から伝わってくるのはマッチへの尋常ならざる愛情だった。
次期後継者問題の話に絡み、ジュリー派の嵐と飯島派のSMAPの共演が少ないことが良く取り上げられるが、この質問をした際にもメリー氏は、「SMAPと共演が少ないって、何でそんな話が出るんですか? うちの順序を言ってください。誰が一番上?」と問い質し、記者が近藤真彦と答えると「だったらSMAPは嵐よりまず先に近藤と共演するべきでしょう。何でそれを聞かないんですか?」と怒りだしている。
そして、(インタビューの場に)呼びつけた飯島マネージャーがやってくると、再びこの話をもちだし、今度は飯島マネージャーに念を押す。
メリー氏が「飯島、うちのトップは誰!?」と質問し、飯島氏が「近藤真彦です」と答える場面も見られた。
他にもインタビューの中では、マッチの母親の話にも及び、「マッチのお母さんはジュリーの為に新築した家に彼女の部屋まで作ってくれた・・」といった話や、マッチの母が交通事故でなくなった話に涙して、「だから、私がマッチの面倒を見るのは当たり前だと思う……話しているだけで涙が出てきちゃう」とも口にしている。
新年早々、ジャニー氏がラジオにゲスト出演した際にも、同番組の中でマッチへの愛情が感じられる発言をしたこともあり、マッチは両氏から大切にされていることが伺える。
マッチの人間性ももちろんあるのだろうが、ジャニーズ事務所からすれば「功労者」であり、そんな彼の35周年ともなれば、事務所をあげて盛り上げることは、当然とも言えるだろう。