フジテレビ系バラエティー番組、「笑っていいとも!」の22日の放送で、「来年3月で(番組が)終わる」と司会のタモリ(68)が発言しました。フジテレビも番組終了を認めたといいます。
「笑っていいとも!」は、1982年10月4日に放送開始。「生放送単独司会世界最高記録」のギネス記録にも登録されている長寿番組で、この日が7947回目。
タレントや文化人が日替わりでゲスト出演し、友達を紹介していく「テレフォンショッキング」などのコーナーで人気を呼び、一時は15%を超す視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を誇ったが、最近は10%未満で推移していたようです。
この日の番組の終わりで、ゲストの笑福亭鶴瓶さんから、「聞いたんやけど『いいとも』終わるってホンマ?」と尋ねられたタモリは、「来年の3月で『いいとも』終わります」とこたえ、「この番組で、初めて芸能人として格好が付いた。感謝してもしきれない。国民の皆さんに、どっち向いても感謝している」と話しました。
中居の「正式なことですか?それは」という問いかけに、タモリは「正式なことです」と答え、タモリは「出演者の皆さんにも大変お世話になりました。それと国民の皆さまにも。どっちにも感謝です。ありがとうございました」とコメント。
中居は「本当に3月いっぱいで終わるんですか?」と念を押したが、タモリは「終わります」と繰り返した。エンドロールが流れる中会場の観客が「嫌だー!」と絶叫。それを受け「ありがとうございました。感謝です」と話し、放送が終了しました。
この発表後に、他にも笑っていいともの現レギュラー陣をはじめ、ベッキーやさまぁ~ずの三村、ロンドンブーツなど、芸能人たちが驚きと悲しみをツイッターで続々つぶやいているといいます。
笑っていいとものレギュラーメンバーの中から人気を得たタレントも多く、視聴者だけでなく、芸能人にとっても驚きが大きいのかも知れませんね。
今日の番組終わりに番組終了は本当かとタモリに問いかけた笑福亭鶴瓶は、1980年代から約27年間、当番組に出演しているレギュラーで、この時代からの出演は、鶴瓶と関根勤の2人のみだといいますので、タモリ同様、番組終了への思いは深いかもしれません。
他に、1990年代から出演しているレギュラーはSMAPの香取慎吾と中居正広(共に20年)と草なぎ剛(18年半)の3人のみ、2000年代から出演しているレギュラーは爆笑問題など7組で、現在の24組中約半数が2010年以降のレギュラーだといいます。
少し前にもこの秋番組が終了するのでは?といわれていた時期がありましたが、どんな声があるのかと調べてみると・・・
・笑っていいともの視聴率が4~5%台と低迷、日テレの『ヒルナンデス』やTBS『ひるおび!』など他局に勝つために、もう余裕がないことや、タモリのギャラの高さ
・上記のような状況から、早くも来年4月の番組編成に、8月から着手し始めたといわれ、改革の大なたを振るう中の一つが「笑っていいとも!」の打ち切りだった。
・タモリと演出側との意見が合わずにタモリがコーナー出演をボイコットするなど、現場の雰囲気は最悪だった。フジとしても、長年の功労者であるタモリと『いいとも!』の晩節を汚す前に……という判断なのでは?(テレビ制作会社スタッフ)
笑っていいとも!が3月で終了となると、来年4月以降に予定されている番組編成はどうなるのでしょうか。
こちらもネット上では「タイトルは『ハッピー・ピープル』(仮題)で、2時間にする。司会は結局、SMAPの中居正広で落ち着いた。『ライオンのごきげんよう』と東海テレビの昼ドラ枠は14時以降に枠移動し、埋まらない尺は『国分太一のおさんぽジャパン』で調整します」(関係者) との話しがあります。
まだ3月までは続く笑っていいとも!ですが、小さな子供が大人になるほどの年数、30年以上も続き、日常のお昼の定番ともいえる番組が実際に終了してしまうと思うと寂しい気がしますね。