楽天田中 ヤンキース入り!契約金162億と破格の条件!

楽天から新ポスティングシステムで米大リーグ・ヤンキース入りが決まった田中将大投手(25)が23日、仙台の楽天Koboスタジアム宮城で記者会見を行いました。

 

 

田中将大 ~若きエース4年間の成長~

田中は最初に「本日はこういう場を設けてくれた楽天イーグルスに感謝したい。まずはニューヨークヤンキースと基本合意したことをご報告させていただきます。入団7年間楽天イーグルスにお世話になりましたし、温かく見守ってくれたファンの皆さまにお礼を申し上げたい。」と挨拶。

 

かつて松井や、現在黒田やイチローなどが活躍する歴史的名門チームに入ることを決めた田中投手。
田中は、ヤンキースを選んだ理由を「最大限の評価をしてもらった。世界でも名門のチームだし、いろいろなものを感じながら、違ったものを感じながらプレーすることができるのではないかなと思っています。」と話し、7年契約ということに対して、田中はすごく評価して頂いたと答えました。

 

7年間でおよそ162億円という破格の契約金に加えて、「終了時点で田中投手側から契約を破棄できる権利」、「トレードを拒否できる」など破格の条件もついているといいます。

 

ヤンキースは田中がまだルーキーだった2007年当時からラブコールを送り続けていたといい、2009年のWBC2連覇をみて、本格的に獲得に動き出したとのこと。
田中の入団について、ヤンキースのキャッシュマンGMは、「田中投手は試合で困難な場面であればあるほど力を発揮してきた。彼は大きな舞台でこそ力を発揮する。だからヤンキースを選んだと信じたい」とコメント。
確かに田中投手は、ここが踏ん張りどころといった所で力を発揮して、勝ちを積み重ねてきた印象が強いですね。

 

入団当初、自分がメジャーに行くことになるとはまったく思っていなかったと話す田中投手。自分は日本で終わると思っていたので、メジャーに対してまったく想像がつかないと話していましたが、メジャーが決まり、どんな投手になりたいかという問いには、「僕自身、まだ上にいかないといけない。もっとスゴいピッチャーを目標にしていきたい。」と話しています。

 

●楽天への思い

ヤンキース行きが決まり、星野監督にも昨夜電話で連絡をし、監督からは「コンディションに気を付けて頑張ってくれ」という声を掛けてもらったといいます。

楽天7年間の思い出についても、田中は「優勝したこと。日本一になったこと。何も知らない高校を卒業した人間が1軍のマウンドを経験させてもらうことができた。」と話し、楽天ファンに対しては、「仙台という地を離れてしまうけどテレビや新聞を通して、田中は頑張っているな、といわれるいいニュースを届けられるように頑張っていきたい。球団が決まっていよいよだなという気持ち。自分らしさを失いたくないし、自分のスタイル、持ち味を出していってそれから、どうするか、臨機応変に適応していきたい。見たことのない世界にいくわけなので、僕自身、野球人として前とは違った刺激を受けるので、もっともっと成長できればいいなと思っています。」と話しました。

 

●現在の気持ちや今後について

(向こうで)どんな気持ちで臨むかという問いに対して、「向こうでは新人ですし、いろいろ経験しなきゃいけないけど、野球をやることは初めてではないので、培ってきた自分のパフォーマンスをマウンド上で発揮したい。やるからには世界一。そういう気持ちでやります。自分らしくいつもの楽天イーグルスでしてきたピッチングを向こうのマウンドでもできれば。」と答えました。

 

メジャーでの目標は「世界一です」ときっぱり言うと、「ヤンキー・スタジアムのマウンドに立つだけではおもしろくないし、そんなつもりもない。世界一になるための戦力になるために行く」と、チームへの貢献を誓っていました。

 

米国へのファンに英語でメッセージを求められると、「しゃべれないです」と苦笑いしながらも、日本語で「ファンの方々に受け入れてもらえるように、プレーで信頼してもらえたら」と、実力でアピールすると話しました。

 

奥さんは何かいったかを聞かれ、「僕の意見を尊重してくれます。」と話す田中。NY行きに向けて家族で準備していくことを聞かれると、「ないです。これから夫婦で勉強していくことになると思う。」と話し、「奥さんも料理を勉強する?」という問いに、田中は「何でもいいです。食べられれば。」と笑顔で答えました。

 

渡米する時期などはまったく決まっていないそうで、準備なども「現在は向こうの公式球で練習したり・・・。わからない事だらけなので、やりながら調整していきます」と話しましたが、持っていくものを聞かれると「ももクロのライブDVD」を挙げていました。

 

●地元の反応は?

ファンやメディアの反応は、ファンが田中のことをよく知っているそうで「彼が来るのはすばらしいこと」「田中を獲得できて良かった」などの声が多く聞かれ、地元の記者も、「7年契約は長いけど、彼は若いからね。先発ローテーションの隙間を埋めるだろう」と話すなど、田中投手のヤンキース入りは総じて歓迎ムード一色だといいます。

 

夕方のニュースでは、来月15日はヤンキースの投手陣がキャンプインしますが、田中投手はそれまでにニューヨークで入団会見を行う予定と話していました。

 

田中投手がヤンキースでどんな活躍を見せてくれるか、今から楽しみですね。

 

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