ASKAの逮捕で余波をもろ受ける芸能人!薬物でつかまり上手く復帰できる人とそうでない人の違いは?

初公判が行われ、再びCHAGE and ASKAのASKAの覚せい剤逮捕事件が、メディアで注目されている。
こういった報道があると注目が集まるのが、同じく覚せい剤で逮捕された芸能人の話題だ。

 

 

2009年に逮捕された酒井法子などはその余波をもろに受けているといわれている。

 

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酒井の場合、12年に執行猶予が解かれ、舞台で本格的に芸能界復帰したが、復帰後の活動に一時注目が集まって報道されて以降、メディアに登場することはほとんど見られない。
CDをリリースしたり、映画出演などの活動もしているものの、あまり注目は集まらず、仕事といえばパチンコ営業のドサ回りといわれ、さらに現在、ASKAの件で薬物汚染がクローズアップされている中、テレビ番組の出演はほぼ不可能に近いという。

 

現在、酒井の主な収入は、月に数日程度といわれるパチンコ営業で、
1日で3~4店舗を回るといわれ、ギャラは200~300万円程度と言われている。

 

では、酒井のように過去に覚せい剤でつかまった芸能人が皆、復帰して再び表舞台で活躍することは難しいのだろうか。

 

因みに、過去に覚せい剤や大麻(所持を含む)でつかまった芸能人の名を挙げてみると、再犯組の田代まさしや清水健太郎、元光ゲンジの赤坂晃など、復帰は厳しいと思われる人たちが居ることも確かなのだが、1977年の研ナオコ、井上陽水、にしきのあきら、岩城滉一、らの逮捕を皮切りに1984年に美川憲一、1995年に長渕剛、1999年に槇原敬之、2001年にはいしだ壱成・・・など、現在も表舞台で活躍しつづける芸能人も実際多い。

 

特に干されるでもなく、むしろその後成功を収め、芸能界を代表するような人もいる。

 

一般人の世界より、芸能界は薬物に対して甘いといわれているが、それでも世間に広くその罪がさらされるといった点では、『薬物でつかまった人』というレッテルをはられ、社会に与える影響も大きい。
ネットで「覚せい剤」「芸能人」などど検索すれば、すぐさま名前が挙がり、いつまでも残ってしまうといったデメリットもある。

 

しかし、同じような罪を犯した芸能人に比べて、酒井法子やASKAがここまで話題に上って、叩かれるのはなぜだろう。

 

ネット上での様々な声を集めてみたところ、理由のひとつに、昨今のコンプライアンス重視の傾向が挙げられるようだ。

 

「一般社会に比べると復帰は容易」といわれる芸能界でも、昔に比べ、不祥事後には仕事がまったくなくなるケースも増えてきているという。

 

昔とは違い、ネットで容易に情報が流せたり、閲覧できたりする今だからこそ、ちょっとした問題で悪評が立っただけで、契約を解除されたりする事を考えれば、犯罪を起こし、これだけ世間を騒がせては叩かれても仕方がないといえるのだが。

 

しかし、そういったこととは別に、二人が一番批判をうけていたのは、報じられた後の「対応」のようだ。

 

ASKAの場合、昨年の夏に週刊誌で覚せい剤使用疑惑を報じられた後、オフィシャルホームページや同誌のインタビューなどで、一貫して覚せい剤への関与を否定してきた。
それにもかかわらず実際は罪を犯し、逮捕され、保釈時にはそういった「嘘」に対する謝罪などはもちろん、ASKAは一言も口にすることなく、すぐさま迎えの車に乗り込んでいった。

 

その後マスコミ宛のFAXでは「二度と同じ過ちを繰り返さない」とつづられていたが、ある音楽プロデューサーは「最低の対応で、復帰は絶望的だろう」と語るなど、その後の「対応」が良くなかった。

 

同じような意味で、酒井の場合も、釈放後の謝罪こそしたが、逮捕状が出てから逃亡し、1週間近く姿を消したという部分について、会見などで一度も謝罪をしていない。
又、覚せい剤について、最初は「数回やっただけ」が「去年から」になり、もっと前からやっている可能性が高いなど、どんどん供述が変わるなど、印象が最悪だった。

 

ASKAにも、酒井にも共通するのが『嘘』をついたことであり、ネット上ではとても印象が悪いという見解が見られる。
同じ罪でも、言い訳などせず、潔くつかまって罪を償うということが、最悪な中にあっても、その後の心象を良くするのかもしれない。

 

しかしその一方でこんなこともいわれている。

 

例えば、歌手の槇原敬之などは、逮捕後にも活躍している一人だが、自身が歌うだけでなく、作詞、作曲もこなし、他のアーティストに楽曲提供もしている。
槇原の代表作でもあるSMAPに提供した「世界にひとつだけの花」一曲だけでも、著作権料や印税など、軽く10億円を超えるお金を稼ぐといわれるように、なんだかんだ言っても、結局のところ「才能」や「需要」があるかという点も大きいのではといった話もある。

 

そういった意味では、今まで数々のヒット作を世に送り出してきたASKAが、罪を償った後に何らかの形で復帰するというのも全く考えられない話ではないのかもしれないが、その前に、まず薬物を断ち切るという大仕事が待っている。

 

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