タッキー&翼の今井翼が、歩行も困難になるほどのめまいを訴え、検査入院したのが今月6日のこと。
今日、そのめまいの診断結果が「メニエール病」であることが報じられた。
今井が出演予定だった13日放送のラジオ「今井翼のto base」は、先週に引き続きタッキーが代理出演するが、心配されるのは今後の活動だろう。
今回、今井のめまいの原因となった「メニエール病」とは、どんな症状で、どれぐらいで治るものなのだろうか。
この病気は厚生労働省の特定疾患に指定されており、人口10万人あたり15~18人が罹患 しているとされている難病だという。
発作のときに、立つこともできない回転性のめまいが数十分続く、低音域が障害される難聴、耳鳴り、耳閉感の4つの症状が 同時に起きることを特徴としているそうだ。
症状はいったんおさまることがあるが、再び繰り返して起こるといわれており、中には悪心や嘔吐、冷や汗、 動悸などの症状もみられるという。
今井の場合、以前から右耳の突発性難聴をわずらっていたというので、これが原因ではないかと言われているようだ。
因みにこの病気だが、歌手の八代亜紀や加護あい、久保田利伸や女優の美保純など、現在も活躍している芸能人たちも患ったことがある。
メニエール病は現在、医学的に何が理由で発症するのか解明されていない為、何日ぐらいで治ると言い切れるものではないようだが、一般的に言われているのは、「ストレスをためないで過ごす」と良いらしい。個人差はあるようだが、当面は身体をゆっくり休めることが一番なのかもしれない。
それにしても、この「めまい」の症状が起こった事がある方は結構いるかもしれないが、皆同じタイプのものとは限らないので注意したい。
日本神経学会によると、めまいを起こす病気は『耳から生じるもの』、『脳から生じるもの』、『老人特有のもの』、の3つに分類できるという。
『耳から生じるもの』というのは、耳の三半規管に原因があるタイプ。
このタイプは、いずれも激しい回転性のめまいに襲われるのが特長で、今回の今井の患った「メニエール病」や他にも、前庭神経炎、突発性難聴、聴神経腫瘍、薬物によって起きるめまい、前庭神経が圧迫されて生じるめまい、騒音難聴によるめまいなど、耳から生じる疾患は多数あるのだが、特長としては、目の前が強くぐるぐると回って見える回転性のめまい 、難聴、耳鳴りなどの症状が連動して起こる病気だという。、
急に振り向く、上を向く、寝返りを打つ、上半身を起こすなどの動きの際に上記の症状が出やすく、めまい自体はわりとすぐに収まるが、これが頻繁に起こると結構辛い病気だという。
そして、『脳から生じるもの』には、脳卒中、椎骨脳底動脈循環不全、てんかんなどの他、、かつて、なでしこジャパンの澤穂希や、お笑いタレントのカンニング竹山が患ったことでも知られる「良性発作性頭位めまい症」などがある。
この良性発作性頭位めまい症の特長は、頭を動かしたときにのみ軽度の回転性のめまいが起きるというもので、20~30秒以内に自然におさまるのが特徴とされ、めまいを訴える外来患者のなかの約40%程度を占めるといわれている。
他にも、老人に多いとされるめまいに、起立性低血圧によるものや、椎骨脳底動脈循環不全によるものなど、他にもいくつかあるので、自分で勝手に判断せずに、原因となる病気を明確にして、適切な治療をうけるべきだろう。
日本めまい平衡医学会は、めまいを感じた時には、耳鼻咽喉科、神経内科、あるいは脳外科での受診を推奨しているという。