7人組ダンス&ボーカルユニット、三代目J Soul Brothersといえば、昨年レコード大賞を獲得した人気グループ。
その彼らの最新アルバム「PLANET SEVEN」(1月28日発売)が、2月9日付けのオリコン週間アルバムランキングで1位に初登場し、初週50.8万枚を売り上げ、初動の自己最高記録を更新、更に翌週16日付週間アルバムランキングでも2週連続となる1位を獲得し、累積売上は61.8万枚に達したという。
同アルバムにはレコード大賞受賞曲「R.Y.U.S.E.I.」や新曲「Eeny,meeny, miny, moe!」、ボーカルの今市隆二と登坂広臣のソロバラード2曲などを収録している。
三代目JSBのアルバム2週連続首位は、13年1月発売の「MIRACLE」、昨年1月発売の「THE BEST/BLUE IMPACT」に続き3作連続。
初登場から2週連続での週間売上10万枚突破は、12年11月発売の松任谷由実の「松任谷由実 40周年記念ベストアルバム 日本の恋と、ユーミンと。」以来2年2か月ぶりだという。
近年は苦戦しているCDの売上も、AKBやジャニーズ系以外の歌手で好セールスを記録する歌手はほとんどいない中、三代目のニューアルバムは、特典をつけて複数買いを煽るといったわけでもなく、DVD付きやブルーレイ付きなど五形態が販売されているというが、純粋に売れているというから、その人気の高さも伺える。
パフォーマンスや曲の良さはもちろんだろうが、最近ではメンバー個々の人気が上がっていることもその人気を押し上げているようだ。
メンバーの岩田剛典は昨秋放送されたドラマ、フジテレビ系の「ディアシスター」に出演し、一気に知名度をあげた。
NAOTOは現在、フジテレビ系のお昼の番組「バイキング」のMCをしたり、2月7日公開の映画「マンゴーと赤い車椅子」に出演、小林直己も2月22日放送のドラマ「クロハ~機捜の女性捜査官」(テレビ朝日)に出演するなど、音楽以外の活動範囲も拡大しており、ネット上でも三代目JSBファンからは「もはやジャニーズを脅かす存在に成長している」との声も聞かれるほどだ。
そんな三代目の台頭に危機感を抱いているのが兄貴分のEXILEだという。
(リアルライブより)
しかし、こうした心配はEXILEだけではないだろう。
AKBでは加入するメンバーが居る一方で、「卒業」していくメンバーがいるわけで、ジャニースなどをみれば、さらにその歴史は長く、かつてアイドルと呼ばれた歌手がある程度の年齢になり、自然に世代交代が起こっているように感じるが、そこには事務所として次世代を育てる仕掛けがあるのだろう。
そういった意味では、三代目の成功も、EXILEの次の世代を担う人材が上手く育っているという結果なのだろう。
EXILEのメンバー一人ひとりの今後の新たなステージも含めて、プロデューサーのHIROがこれからどんな仕掛けを見せてくれるのかも期待したい。