新横浜スケートセンターで行われたドリームオンアイス2015にゲストスケーターとして来日したロシアのフィギュアスケーター、エリザベータトクタミシェワ選手。
今年3月に行われたフィギュア世界選手権で優勝し、世界ランキング1位の彼女が昼の情報番組「グッディ」に生出演し、様々な質問に答えた。
トクタミシェワは女子シングル史上6人目のトリプルアクセル成功者ということもあり、3アクセルが代名詞ともいえる、今年現役続行を表明した浅田真央選手についての質問もあり、その内容についてまとめてみた。
●浅田選手の現役続行をどう思う?
「真央さんのことは私は好きですばらしい選手だと思います。強い選手が戻るということはいいことで、是非対決してみたい。試合が面白くなると思う。」と話し、「どちらの方のトリプルアクセルがいいか、是非勝負してみたい」
●トリプルアクセルを飛ぶにあたって浅田選手から影響を受けた部分はあるか?
「浅田さんの3アクセルを見て、女子でも3アクセルを飛ぶことが可能であるということが分かった。(浅田選手の)若いころの3アクセルをお手本にしていました。」と語り、影響については、「(コーチの)ミーシンの影響の方が強い」と話した。
●3アクセルは難しいか?
「その通りです。メンタル的にも身体的にも、非常に難しいジャンプです。きちんとした技術を持って、ちゃんとしたコーチから指導を受ければ、飛べるようになります。一回飛べるようになれば、それほど難しくはないです。」
●今シーズンはフリー・ショートに3アクセルを入れてくるか?
昨シーズンはショートに入れて成功している彼女だが、今シーズンはフリー、ショートの両方に入れてくるかという質問に、「その通りです。場合によってはフリーは2回入れる」と答えている。
又、(3アクセルに)自信はあるかという質問に対しては、「絶対の自信はないですけれど、前にもっと前進したいという気持ちが非常に強い。トライしてみないと前進できないので、これからも進化していきたい」と答えた。
●演技で心がけていることは?
「すべては大事、手の動き、身体の動き、私はプロですから一つ一つ改善して完璧なところまで持っていきたい」
●今後の抱負は?
自身のスケートについては「まずは先シーズン成功しましたけれども、それを続けていきたい。フリーで2つのトリプルアクセルを入れたい。」と答えた。
又、それ以外に「2年後、スポーツ以外の何か別のことも考えたい」と語ると、別のこととは具体的には何ですかと質問を受けたが、「それは2年後にならないとわからない」と話していた。
●日本のファンへ一言
「とびましょう、トリプルアクセル」と日本語で発言した。
ロシアの有力選手として、ソチオリンピックでは注目されていたものの、怪我などの不調もあり、代表の座を逃してしまったトクタミシェワ選手。
しかし、昨年はそれを跳ね返すような活躍を見せている。
浅田選手は、現役続行を表明したばかりで、まだ復帰戦がどこになるのかもわからないが、いずれ大きな大会で二人が3アクセルを飛ぶ姿が見られる日がくるかもしれない。