長寿番組の後を受け継いだ情報番組の状況は?ダウンタウン松本も苦言!

長寿だった番組の後を受けた番組の低視聴率が続いている。
「笑っていいとも!」のあとの『バイキング』、「はなまるマーケット」の後をうけた『いっぷく!』、そして徹子の部屋の放送時間の変更などで、放送前は新番組の視聴率がどうなるかといった話題もよく取り上げられていた。

 

 

番組終了時、大変な盛り上がりを見せた笑っていいとも!は、終了した後もしばらく様々な話題が続いたが、その後をうけたのが「バイキング」。

 

情報番組とバラエティ番組を融合した内容で、各曜日でMCが変わり、「半径500mの日常をエンターテインメントにする」というコンセプトのもと始まり、初回こそ6.3%とまずまずの視聴率だったが、2%台の低視聴率にあえいでいる。

 

MCのおぎやはぎやフットボールアワーは低視聴率を自虐ネタにして、どうにか笑える方向へと持っていこうとしているが、少なくとも好調とはいいがたい状況だ。

 

4月も半ばを過ぎ、ネット上での声には、「方向性が見えてこない」、「企画力の貧弱さを証明した」などと厳しい指摘が出ている。

 

朝の生活情報番組「いっぷく!」は、こちらも17年半も続いた「はなまるマーケット」の後を受けて2014年3月31日にスタート。

 

TOKIOの国分太一(39)を司会に、前番組、はなまるマーケットから生活情報企画、料理コーナー、ゲストをスタジオに招いてのトークコーナーを発展させつつも、ワイドショーのような芸能・時事・スポーツ関連のニュースを扱うコーナーや、日本全国の話題のスポットからの中継コーナーを独自に設けた内容、初回の視聴率は3.7%に留まり、その後も減少傾向が続き、現在1%~2%台を推移している状況だ。

 

そして、そのいっぷく!前にはなまるの司会をしていた薬丸裕英(48才)がメーン司会を務めているテレビ東京の新番組『なないろ日和!』は、視聴率も初日から0.9%とさんざんで、2週目以降もずっと0%台だというから、新番組は軒並み振るわない状況のようだ。

 

長寿番組が終了を迎えたのは、視聴率の低迷など何らか原因があったからなのだろう。
番組が無くなると思うと惜しくなるという心理もあるのかもしれないが、特にフジのバイキングなどは、惜しまれつつ終わった番組の後だというだけに、ある程度、どんな番組なのだろうという期待もあって始まり、その期待が外れると「つまらない」となってしまうような気もするのだが、どうなのだろう。

 

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先日、ダウンタウン・松本人志が「ワイドナショー」(フジテレビ系)で過熱する視聴率報道に苦言を呈していた。

 

番組の中で、松本は、高視聴率だけでなく低視聴率まで報道される風潮に「もうニュースというか、意地が悪いなぁって思うんですよ」と苦い顔をみせ、「皆が皆、高視聴率だけを狙って番組作ってるわけじゃないじゃないですか。それぞれ皆思いがあってやってるのに、視聴率が悪いだけでどうこう言われるっていうのは、また悪い方向にテレビ業界が行ってる気がして」と訴えた。

 

そして、バイキングについても、松本は、「『笑っていいとも!』だって視聴率悪いときあったんですよ」と指摘。

 

「いいとも」だって視聴率が振るわなくて結局終わることになったんじゃないかと持論を展開させ、「そのときは『いいとも』を叩いてた癖に終わったら終わったで過去のものは叩かない」と批判。
今の「バイキング」を叩くために一転して「いいとも」を持ち上げる流れを、「気持ち悪い」「本当に嫌」と評し、視聴率じゃなくて内容っていうか独自のとこを見つけてほしいと話す。

 

長く続いた番組であればあるほど、そのイメージが強く、新番組にちょっとした違和感を感じることもある。
始まってまだ一ヶ月。視聴者は、新たな番組の面白さを見つけることが出来るだろうか。

 

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