昨年のソチ五輪に出場できず競技引退を表明した、元フィギュアスケーターの安藤美姫。
昨年から、子供の父親騒動、ハビエルとの交際宣言、南里からの慰謝料請求など、何かと話題が絶えない。
現在、安藤はアイスショーやテレビ番組への出演など精力的に活動を行っているが、元日には昨年交際宣言をしたスペインのフィギュアスケート選手ハビエル・フェルナンデスと、安藤の1歳になる長女の3ショット写真を自身のインスタグラムで公開し、年明け早々から話題を呼んでいる。
そんな安藤だが、昨年12月4日、「第7回ペアレンティングアワード」の授賞式に出席した際、そこで本人と関係者間の温度差が露呈してしまう騒動があったという。
この賞は、子育て業界に影響を与えた著名人に与えられる賞ということで、この授賞式での囲み取材の中で、記者の質問は当然ながら、育児の話題だけには収まらなかった。
というのも、その数日前にちょうどフェルナンデス選手との交際を公開したばかり、記者の質問は当然、そのことにも及んだ。
しかし、質問を受けた安藤も「絶対聞かれると思った」と発言し、そうなる事がわかっていたようで、フェルナンデス選手との関係について赤裸々に語り、将来的には結婚も意識していることを明かしたのだ。
しかし、イベント後になってPR会社を通じて各メディアに子育てに関するトーク以外の部分は使わないでほしいとの連絡がイベント関係者から入ったという。
しかし、そんな関係者の要請も、現役時代の安藤ならスポーツ局との関係もあり、遠慮していうことも聞いたかもしれないが、現在は1タレントという位置づけであり、そんな要請にメディアは応えていられない。
イベント関係者サイドからのフォローは結局空回りとなり、TVなどでもその様子が放送されていた。
そしてこうした安藤の状況は、現在選手を引退し、日本スケート連盟から離れたものの、連盟側はあまり快く思っていないようだ。
というのも、安藤はこれまで日本のフィギュア界を牽引してきた選手の一人でありながら、私生活でのスキャンダルによって度々世間を騒がせてきた。
イメージを大事にする連盟としても、安藤の現役アスリートとしての立場を守って、フォローし続けてきたが、未婚の母で1歳児の娘を抱えながら交際宣言をして・・という具合に安藤の行動がフィギュア界のイメージを悪くすると眉をひそめているという。
さらにフィギュア界関係者は、次のように懸念を示す。
(ビジネスジャーナルより)
安藤は以前から、スポーツ選手が私生活面でも過度に保守的な純潔さを求められ、自由な恋愛なども許されずにいる日本の状況に異論を唱えてきたと言われる。
昨年末に放送されたTV番組の中で、安藤の価値観がわかるようなやりとりがあった。
全日本選手権はトップ選手となるとクリスマスの辺りで毎年試合のため、フィギュアをしている子たちは他の子のように楽しめない。
だからせめてケーキは食べたいと話す安藤。
普通は公式練習があり試合を控えているため、食べたり出来ないというが、公式練習の後に「ちょっとケーキは?」と聞いて食べるという。
「(試合前で)減量とかはないんですか」と聞くと、「ないです」ときっぱりいい、「そんなの一日で変わらないからさ~」と答える。
クリスマスを楽しみにしているアスリートってなかなかいないと言われると、「一人の女の子として生まれてきて、スケーターになるために生まれてきてないから」「そりゃ(女の子)こっちのほうが大事ですよ」と発言していた。
アスリートとしての自分である前に、一人の女性であり、アスリートだからといって犠牲にしたくないという思いが感じられ、現役時代も、現役後もそういった思いは一貫しているようだ。
こうした意見を聞けば安藤の価値観に共感する人もいるかもしれない。
確かに好きなスポーツ選手ランキングの女性トップに輝いた浅田選手のように、フィギュア一筋で、ストイックな迄に目標達成に向けて努力し続ける姿というものが国民に共感されるという実績もあるにはある。
しかし、例えば浅田選手が、選手として自分は理想的な姿でいなくてはならないと、自分を抑え込み、期待に沿うべく行動しているのかは分からない。
いずれにしても、あまりにもプライベートな話題が次々と出てくる安藤は今年も多くの話題を振りまきそうだ。