羽生が見せた4回転ループ!国別対抗戦エキシビション・フィナーレ

フィギュアスケートの世界国別対抗戦で3位となった日本チーム。
今シーズン最後の演技となったエキシビションが行われた。

 

 

試合後の取材の中で、羽生は五輪王者として迎えた今季について、「難しくはなかった。ただ、それにとらわれている自分がいたことは確か」と振り返った。

 

今季にふさわしい一言は「経験」と話すと、「五輪の優勝を含め、次のシーズンへのモチベーションの高め方、(衝突事故を起こした)6分間練習への恐怖心への対処法、リハビリをしながらどう身体を整えていくかを考えさせられた」という。

 

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エキシビションで羽生はソチ五輪シーズンのショートプログラム(SP)「パリの散歩道」を4回転、3A、コンビネーションと、試合と同じ構成でのジャンプを披露、ミスなく演じて大観衆を熱狂させ、さらにTV放送のフィナーレで、4回転ループからトリプルアクセルと続けて着氷して、成功させた。

 

多くの男子選手が取り入れるようになった4回転のトーループ、サルコウは今季、羽生もフリーに組み込んでいたが、ループはサルコウに次ぐ難度の高いのジャンプで、続いてフリップ、ルッツ、アクセルの順に難しくなっていく。

 

練習で成功している選手はいるのかもしれないが、ループ、フリップ、アクセルの4回転をISUの公式試合で跳び、成功させた選手はまだおらず、そんなジャンプを、放送中、フィナーレの場面で跳んでみせたのはすごい。
※因みに、ルッツについては2011年アメリカのブランドン・ムロズがNHK杯にて成功させている。

 

羽生は今シーズンは当初、ショートで演技後半に4回転トゥを跳び、フリーは4回転を3つ組み込む高難度の構成で臨む予定だった。

 

しかし、中国杯での激突事故後、身体の事を考え、SPは演技後半、フリーではジャンプを2回にとどめざるを得なかった羽生は、19日に行われた取材の中で、「今季挑戦しようとしてきたフリーで4回転三つの構成は組み込みたい」と難度の高い構成に再挑戦する考えを示した。

 

もしかしたら、そのうちループにも挑戦してくるかもしれない。

 

この試合でフィギュアのシーズンが終わるが、アイスダンスのキャシー・リード選手が今季で現役引退を表明した。

 

そして、村上佳菜子は「今季苦しんだ分、来季はいい思いができるようにしたい」と現役続行を決意している。

 

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