モーグル・上村愛子 ソチで悲願のメダルに向け大技習得へ!

      2017/10/19

ソチ五輪まであとわずか。

 

 

フリースタイルスキー・モーグル女子の上村愛子(33)は冬季のオリンピックの数々のスポーツの中でも、印象深い選手の一人です。

 

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4年に一度のオリンピックに4回出場、今回の出場をあわせるとなんと5回目の出場になりますね。
これだけの年数、現役の選手でいることは実際とても大変なことだと思います。

 

オリンピックに18歳で初出場し、はじけるような笑顔はとても印象的でしたが、このオリンピックでの7位から、次のソルトレイクシティでは6位、続くトリノで5位、前回のバンクーバでは4位と、後一歩のところでメダルに届きませんでした。

 

前回のバンクーバで涙をながしながら、「なんで、こんな一段一段なんだろう」といっていた姿が思い出されます。

 

そんな上村選手ですが、バンクーバの後、しばらく休養していて、引退かと迷っているときに、復帰への背中を押してくれたのが、夫でアルペンスキーの皆川賢太郎さんだったとか。

 

上村さんが苗場スキー場でアルペンスキーの板を使って滑っていた際、モーグルコースに入った姿を見た皆川から「やっぱり、うまいね」と褒められたそうです。

 

そして引退の迷いに対して「体が痛くて休んでいるわけじゃなくて、やれるかもしれないのに、やらないのはもったいないね」と言われた言葉も胸に残っていたといいます。

 

4月上旬には「やってみたら、またできるかもしれない」という思いが芽生え、所属する北野建設に現役続行の意思を伝えたそうです。

 

そして先日、技の習得の為に行っていた合宿先のスイスから帰国、6月から取り組むエアの大技の習得に自信をみせ、「(ソチ)五輪にどうつながるか、自分でも楽しみ。完成度は5割ぐらい」と話しているといいます。

 

そのエアの大技というのが、「コークスクリュー720」というもの。
実は上村にとってこの技は初めてではなく、行ったのは実に5年半ぶりだったそうですが、それでも身体は覚えていたといいます。

 

この「コルク抜き」を意味するエアは、体の軸を斜めにして2回転するというもので、かつて2006年トリノ五輪で勝負を懸けた技で、女子でもできると見せ付けるように決勝で決めたそうなのですが、この時には使う選手がほとんどいなかったといいます。
その上思いのほかエアの点数は伸びず、ターンとタイムで水をあけられ5位に終わった為、07~08年シーズンの途中からはコークを封印。

 

重視される傾向のターンを磨き、ワールドカップ(W杯)種目別優勝、世界選手権優勝と頂点を極めたものの、バンクーバー五輪では涙の4位、そして休養、復帰。紆余(うよ)曲折を経て再び解禁したのは、採点傾向の変化を感じ取ったからだといいます。

 

「たぶん今の方がコークの点数が出やすい」。女子でも使う選手が増えたことで、審判員も巧拙を評価しやすくなったのだろう。完成度が高ければ、悲願のメダル獲得への“切り札”になるはずだと語ります。

 

長年、選手として活躍してきた上村さんだからこそ、感じるものなのかもしれません。

 

5度目の五輪を目指す上村選手は笑って「コークが本当にきれいにできたら格好いい。それをやっぱり見せたい。もっと格好良く跳べるんじゃないかといつも思っている」と話しています。

 

ソチ五輪開会式翌日の来年2月8日が決戦の日。
上村選手がチャレンジする姿を応援したいですね。

 

※モーグルの採点
30点満点で、ターン50%、エアとタイムが各25%。エアは1度の滑走で2回あり、2人の審判員がそれぞれのエアのフォームや高さなど完成度を評価し、技の難度点を掛け合わせて算出。審判員2人の平均を採用する。

 

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