フィギュアスケートの世界選手権が今月26~29日にかけてさいたまスーパーアリーナで開催される。
国際スケート連盟は5日に出場選手を発表したが、ソチ五輪のメダリストで出場するのは男子では金メダリストの羽生結弦、女子は銅メダルを獲得したカロリーナ・コストナーだけだという。
五輪の行われる年の世界フィギュアは休養に充てる選手も散見されるというが、男子銀メダリストのパトリック・チャン(カナダ)も欠場を発表、これで世界選手権の連覇は3で止まってしまったことになる。
チャンは「五輪後、自分にすぐに練習に戻りたいかと聞いてみたが、そうは思えなかった」と欠場の理由を説明。だが「また世界選手権で勝ちたい」と来年以降の出場には意欲を見せたという。
この五輪で勢いをみせつけた女子のロシア勢の1人、金メダリスト、ソトニコワ(ロシア)も出場しないが、今回はユリア・リプニツカヤと15歳のアンナ・ポゴリラヤの若き2人が出場し、ソトニコワは補欠に回るという。
この二人もソトニコワに劣らない実力のある選手で、特にポゴリラヤは五輪には年齢が足らなかったが、次の五輪ではメダルにも絡んでくるようなソトニコワやリプニツカヤにも劣らない実力がある選手だ。
今後の女子フィギュアは、鈴木と仮に浅田が引退してしまったら、村上を筆頭に、宮原、今井といった選手がどこまでロシア勢と勝負できるか、今後を占う試合にもなりそうだ。
今年の世界フィギュアの女子は残念ながら金、銀メダリストは出場しないことになるが、それでもイタリアのカロリーナ・コストナー、アメリカのグレイシー・ゴールド、アシュリー・ワグナーなどの五輪上位選手も出場、日本からはこの世界フィギュア後に進退が決まると思われる浅田真央、村上佳菜子、宮原知子、引退を表明している鈴木明子、今井、本郷が出場する。
一方、男子のほうはフィギュア男子初金メダルを獲得した羽生結弦の他、カナダのケヴィン・レイノルズやアメリカのマックス・アーロン、ジェレミー・アボットなどが出場、五輪で入賞した町田、小塚、無良が出場、代表に選ばれていた高橋大輔は今後5~6週間の安静加療を必要とするとされ、今月4日、欠場を発表しており、以下のようなコメントをスケート連盟を通じて発表している。
(YAHOOニュースより引用)
高橋も今後の進退が注目されているが、現段階では保留しており、今後、ゆっくり時間にゆとりを持ったときに考えたいとしている。
そして、引退を表明している韓国のキム・ヨナは世界選手権への正式な欠場が決まり、今日、ヨナの所属事務所は5月にソウルで引退アイスショーを行うことを発表した。
このイベントで新しいプログラムを準備し、ファンの思いに少しでも答えたいとコメントしている。
この大きな大会である世界選手権がおわると、シーズンオフとなるフィギュア。
それぞれの選手はこの後にどんな答えを出していくのだろうか。